熱中症対策

こんにちは。

埼玉県所沢市の有限会社石州石工興業です。



最近、連日の酷暑。

そんな中でも、仕事はしないといけないわけで。

身体があっての仕事ですので、

暑さや、熱中症の情報を知り、色々な対策を行いながら、熱中症で倒れないようにしています。


今回は、熱中症に関する事と、現場で行っている対策を紹介します。


・熱中症の知識

熱中症とは、簡単に言えば身体の中に熱が溜まっている状態です。


熱中症になる要因はいくつかあり、

1・環境的な要因

 気温が高い、湿度が高い、風が弱い、直射日光が強いなど

2・身体的要因

 寝不足、二日酔い、下痢などによる脱水症状、持病など

3・行動的要因

 激しい運動、長時間の野外作業、水分補給ができないなど


これらの要因が重なって熱中症を引き起こします。


予防としては

体調を整えて、涼しい服装をして、直射日光を避けるのが最低限の予防みたいです。

あとは、こまめな水分補給、塩分摂取、適度な休憩

ただし、水分、塩分は多くとりすぎると、具合が悪くなってしまいますので注意です。


※水分を過剰摂取すると水中毒になってしまいます。血液が薄まってしまい血液中の塩分も薄くなることにより、だるさ、頭痛、吐き気や嘔吐など、熱中症と同じような症状が出るそうです。なので、熱中症と勘違いし水分摂取してしまい具合が悪化し倒れしまう事もあるみたいなので、気を付けましょう。


塩分も多く取りすぎると、むくんだり頭痛がしたりします。

もともと、日本人の食事は塩分が多いですから、過剰摂取にならないように気を付けましょう。


危険な暑さの時は、出歩かないのが一番なんですけどね。



色々予防をしていても熱中症になってしまう時があります。

熱中症にかかると、どんな症状が出るのか。


軽度・・・めまい、立ち眩み、手足のしびれ、不快感

     自分的に多いのは、生あくびです。

中度・・・頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感

     たまに、頭痛、吐き気はあるんですが・・・ダメみたいですね。

重症・・・意識がない、歩けない、全身の痙攣、応答がない


ちょっとでも、軽度な症状がみられたら、無理をせずに日陰や冷房の効いた場所に移動して休みましょう。そして、水分補給、塩分摂取をしましょう。

ひどい時は、首や脇の下、太もものつけ根あたり等の太い血管が通っている所を氷などで冷やしたり、必要な時は、病院に行きましょう。



暑さ指数WBGT

一般的に、朝のニュースやお天気アプリで、その日の気温や熱中症の危険度見ていると思います。

WBGTは、国際基準です。日本で使われるようになったのは、ここ最近の話ですが昔からあったようです。

気温・湿度・輻射熱・風

を考慮して出す指数です。

現場には、計測器が置いてあり、それをもとに注意喚起がなされます。

家庭でも使える3000円ぐらいのもあります。


天気予報や自治体などの情報メールで送られてくる

熱中症警戒アラートは、例えば埼玉県のどこかの暑さ指数情報提供地点で、当日と翌日の暑さ指数が33を超える時に発表されます。熱中症になりやすいということを気づかせる為に発表しています。

熱中症特別警戒情報は、埼玉県の全ての暑さ指数情報提供地点で、翌日の暑さ指数が35に達する場合等に発表されます。


色々書いてきましたが、詳しいことは

環境省熱中症予防情報サイトに書いてありますし、暑さ指数の予想もありますので、覗いてみてください。




熱中症対策

こんな酷暑の中、一日外で仕事をするので、現場の方でも色々と対策をしています。

休憩所にエアコンがついていたり、冷蔵庫、製氷機が置いてあったり、自動販売機が置いてあるところでは、スポーツ飲料が安くなっていたりします。

塩飴タブレット、冷却スプレーを置いてくれているところもあります。

もしもの為に、経口補水液も用意してあります。


もちろん、自社でも色々と対策していますので、紹介します。


・テント

キャンプで使う2m×2m、3m×3m、4m×4mのタープテント、体育祭などの行事で使うイベントテントを用意していて、現場の広さ、作業員の人数によって使い分けをしています。

イベントテントの屋根には、種類があり普通、上等、遮熱などがあります。当社では、遮熱素材の物を使用しています。そのうえで内側には、遮熱シートを張って使用しています。


・送風機・工場扇

休憩しているテントの所や、作業をしているそばに置いて使用しています。

休憩テントには、工場扇。作業している所には、送風機を置いています


送風機


工場扇


・塩タブレット・塩飴

以前は、塩飴が多かったですが、なにせ暑いので溶けてしまいます。

あとは、塩の錠剤みたいのをいただいたこともあります。

最近はいろいろなフレーバーの塩タブレットが、発売されていて、コンビニでも買えるようになりました。

ついつい、お菓子感覚で口に入れてしまいそうになるので、過剰摂取ならないように気を付けたいと思います。


・空調服

最近では、普段使い出来るようなものが出ていたり、値段も安いものが出てきてますが、ちゃんとしたものを購入すると高いので、自社では、空調服を支給しています。

種類もいろいろあり、長袖、半袖、ベスト、つなぎ、パーカー、レインスーツ等。

自社では長袖のブルゾンフード付きを使用している人が多いです。

ファンが2つのものや、4つのものがあり、どちらを使うかは個人の好みで選んでいますが、自分以外の他の人たちはファンが4つのものを使っています。


風量は、5段階あり4~1とだんだん強くなり、その上の風量、「F」はターボモードで瞬間冷却してくれます。


着用時の比較


OFF 前

後ろ



風量2 前


後ろ


風量1 前


後ろ


ターボモード 前


後ろ

上の写真は左から「電源OFF」「風量1」「風量F(ターボモード)」を並べた写真です。

服の中に風が入ってパンパンになってますね。

ターボモードは使用時間が限られていて、しかも一度使うとクールタイムがあってしばらくはターボモードは使えなくなります。

ですので、通常は2か1で一日過ごしています。


空調服を着用して、電源を入れて1段階づつ風量を上げてターボモードまでにした動画です。モーター音なのかファンの音なのか結構いい音がします



ターボモードにすると、結構音が大きいです。


空調服ではないのですが、トラックの運転席と助手席に

クールクッション(空調シート)

がついています。

汗で湿ってしまっても、移動中に乾いたりします。


その他、個人でクーラーボックスを用意して、保冷剤を入れて飲み物が温まらないようにしたり。水筒に氷を詰めて用意したり。各々が必要なものを準備して熱中症対策をしています。


今試してみたいグッズは、

ソニーが出している

REON POCKET


ワークマンで出している

ウィンドコアICE×HEATERペルチェベスト


リンクを張っておきますので、興味がある方は覗いてみてください。


最悪、具合が悪くなってしまったら、車の冷房を全開にして、車の中で休憩をして体を冷やすようにしています。



天気予報で、外出は控えてくださいとか、激しい運動は避けてくださいと、アナウンスされていますが、自分たちの仕事は、それでもやらなくてはいけないです。

無理をして倒れないように、色々と考えて対策をして仕事をしていますが、それでもみんなが頑張っているからという思いから無理をしてしまい、具合が悪くなってしまう事があります。

具合が悪くなった時には休憩させてもらう事も大事です。

身体あっての仕事なので。


熱中症で命を落とすこともあります。

正しい知識と対策、そして無理をせずに頑張りましょう。


write by N・D